1人の領主=10万人の乞食 – 1 Seigneur = 100,000 Gueux
Posted: 4月 22nd, 2011 | Author: littleeurope | Filed under: RSR | Tags: Eric Grosjean, La vie est belle, Lausanne, little europe, Radio Télévision Suisse, グロジャン・エリック, ジャスティン・ビーバー, スイス, フランス語, リトルヨーロッパ, 人生はすばらしい, 共産主義, 封建主義, 資本主義 | No Comments »資本主義を裁判に訴えることができてもおかしくない、と思ったりしている今日この頃。
ちなみに、読者の中にジャスティン・ビーバーのファンのようなコギャル的発想の持ち主がいたら理解するのは難しいので説明をするが、「資本主義」というものは何かというと、封建主義と共産主義のあとも生き残ったシステムのことですよ。
世界財産の85%を20ヵ国で分けられるようになるシステム。
(スイスの)収入の60%をスイス人の5%の間で分けられるようになるシステム。
ざっと言えば、資本主義は、あなたのポケットに入るものは一切隣の人のところに入ることはない、”悪銭必ず身につく”、そしていっちょ前の50になってもロレックスを奮発できないのはどうにもならない負け犬だけだ、という考えを根拠にする。
「お金はお金を呼ぶ」という原則に基づいているシステム。
余分に金を持ってる方は、それを必要とする方に貸すことができる。よって、給料が年にせいぜい0.1%しか上がらない労働者や、同じ給料をキープするためにますます働かなきゃいけない労働者は、消費貸付の常連さんに変身する。利息のお陰で、より金持ちになった金持ちは、資本金を蓄えれば蓄えるほど、もっと「持ちたい」という願望を作って、みんなを借金に走らせる。それを、アメリカのような国が200兆の借金を重ねるまでに。
そして、借金のありすぎるそれらの政府は、1円もないような貧乏人の税金も、彼ら政治家を選出する友達である金持ちの税金もどれも上げられないので、ますます消費貸付を頼るしかなくなった中産階級の人々をリンチする。それで振り出しに戻る。「お金はお金を呼ぶ」システムの中で、貸す方はますます「持つ」ようになる。
よって、もう一回質問をしてもいいかな: 資本主義を裁判に訴える時期がやってきたのではないか?
地球の4分の3にあたる、道路の脇やごみ捨て場で、錆びついたくず鉄を探している人々をほうっておくシステム。
税務署にいくらの確定申告をすればいいのかが分からなくなったくらいの人と、ふところが寒くなる厳しい日が、給料日から10日すぎには始まってしまう人の間にある、不平等の溝を深くしていくシステム。
封建主義の時代には、大金持ちの領主が10万人の乞食の財産を所有していたと言われている。2011年には、世界で最もお金持ちの500人は、最も貧しい5億人と同じ金額を蓄積している。つまり、お金持ち1人が余裕で貧乏100万人の”価値”を持つことになる。
中世時代、貧乏人は教会の前で物乞いをする権利をもらうために、主任神父の代わりに教会の鐘をならしていた。現代社会では、お金が唯一の神様になったから、明日の貧乏人は銀行の前で物乞いをする権利くらいを持ってもいいんじゃないか。そんな希望を最低限持ちたい。
落ちぶれる前に、必死に頼る貸付を考慮に入れれば、銀行マンにそれくらいはしてもらってもいいだろう。
【2011年4月12日 : 記】
●元記事リンク:
http://blogs.rsr.ch/la-vie-est-belle/1-seigneur-100-000-gueux/
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