行き詰まった感じ – Une impression d’enlisement
Posted: 5月 6th, 2011 | Author: littleeurope | Filed under: RSR | Tags: blackwater, Couleur 3, Eric Grosjean, La vie est belle, Lausanne, little europe, NATO, OTAN, Radio Télévision Suisse, アメリカ軍, イラク, カダフィ, グロジャン・エリック, サルコジ, スイス, フランス語, リトルヨーロッパ, リビア, 人生はすばらしい | No Comments »あちこちで討論される中、マスメディアをかき立てる大きなテーマは、リビアの状況である。そして話の最後に当然この質問で終わる:行き詰まりの状態からどう抜け出せばいいのか。
ということは、多国籍軍が行き詰まっているため、圧倒的勝利からほぼ遠い。しかし欧米側は、地上部隊がひとつもない中、どうやって行き詰まれるのかは理解し難い。しかも作戦の初日に、ムアンマルの頭に2,5億相当ものロケットを発射したのも、まさしくサハラ砂漠の片隅で、どうでもいい四駆で行き詰まっていくことを避けたかったからだろう。狂乱状態になってるいったいどんな大将が、イラクのスコンク(零敗)後にあんな”素晴らしい成果”を果たしたいのかよ?
しかも不景気だ。イラクではアメリカ軍の兵士はわずか30%しかいなかったのに対して、70%は残念な感じで知られているBlackwater(ブラックウォーター)のような、数10億ドルの勢いで支払われる私立会社が雇った傭兵だった。でもそう言ったって、今はそのドルはもうとっくにウォールストリートの銀行マンのポケットに入ったところで・・・いやいや、違う話になっちゃいそう。
メディアの中で、リビアの話が出れば「行き詰まり」の話も出てくる。 でも実は、どうでもいい!どうせ話すなら、メディアは他の疑問を取り上げたり、別なテーマについて考えさせてくれればいいのに。
例えば、サルコジの政党が地方選挙でコテンパンにやられていた時に、なぜリビアを突撃しに行ったのか。他に、1月にはミシェル・アリヨ・マリー外相が主導で、ベン・アリ独裁者を守るためにCRS機動隊(*1)をチュニジアに送ろうとしていたフランスが、たった3ヵ月後に、どうやってカダフィ独裁者を血祭りに上げたいフランスに変わったのか。さらに、カダフィが反乱に反発しているのは事実だが、なぜ攻撃者のように見せるのか。そしてこの勢いで:フランスの下層社会の人々は、自分の独裁者達に対して蜂起する時が来たら、エリゼ宮殿の庭園に多国籍軍介入を考えておいた方がいいのか。
行き詰まりについて討論するよりも、メディアは「歴史」について語れば良かった。1999年にOTAN軍(*2)によって”爆発”される前に、なぜミロシェヴィッチは1995年にパリでクリントンとシラクと乾杯していたのか。飲んだのは、2007年にホテル・マリニュイの庭園でテントの下でカダフィがごちそうになったシャンパンと同じものなのか。
任務中のげす野郎達は、追われる前に、まさしく彼らを追ってくる者の友達であるのはなぜなのか、ということについて考えても良かった。1989年にバグダッドでリーガン大統領の特使だったドナルド・ラムスフェルドに温かく抱き締められたサダム・フセインのように。
他にしても興味深い質問として、”誇るべき”動機のある”人道的”な戦争は、経済的なモチベーションと合わせて、地政学的な支配願望という動機が他にあるのはいつからなのか。
まぁ、この討論で一日を過ごしてもおかしくないし、たぶん行き詰まるリスクもある。リビアでも、多国籍軍は少し行き詰まっているようだからね。
(*1) フランス共和国保安機動隊【仏:Compagnie Républicaine de Sécurité】
(*2) 北大西洋条約機構【英:North Atlantic Treaty Organization(NATO)仏:Organisation du Traité de l’Atlantique Nord(OTAN)】
【2011年4月21日 : 記】
●元記事リンク:
http://blogs.rsr.ch/la-vie-est-belle/une-impression-denlisement/
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