あまり国際でない通貨基金 – Fonds monétaire pas très international
Posted: 6月 3rd, 2011 | Author: littleeurope | Filed under: RSR | Tags: Couleur 3, DSK, Eric Grosjean, FMI, IMF, La vie est belle, Lausanne, little europe, Radio Télévision Suisse, グロジャン・エリック, スイス, フランス語, リトルヨーロッパ, 人生はすばらしい, 国際通貨基金 | No Comments »もし確定申告をまだしてなくて、小銭をちょっと払わなきゃいけなくなっちゃうと悩んでいるんだったら、これを知ってほしい:先日アメリカの国債は、国会が定めた14兆2900億ドル相当の上限を超えた。なんだか安心してしまう。アメリカは借金のチャンピオンであるのに対して、FMI(*1)すなわち国際通貨基金のトップにいたDSK(*2)を指示してきたフランスは、借金の取り立てのチャンピオンだった。
ちなみに、FMI関連の最近のニュースは、 植民地主義くさい、 悪臭のこもったにおいを放っていることに注目できる。植民地主義と呼ばれる、領土拡張政策主義で不平等主義という考え方。次のこのイメージを蒸し返さなくてもいいくらい:誰も守ってくれない、貧しいとされるアフリカの女性をヤッチャッタとされる、年老いたお金持ちで権力のあるフランス人。話のつづきは裁判で。
逆に、すぐに見えたのは、ドミニク・ストロス・カーンの後継としてFMIのトップにヨーロッパ人を押し付けようとしている人達の汚いマネだ。ヨーロッパ人で、できればフランス人。フランスと言えば:世界で一番美しい国、世界で一番文化的で進化している、間違いなく全世界の誰もが近付くことを夢みている。植民地のいい時代みたいに。FMIのおえら方によれば、”店”の指揮が執れるのはヨーロッパ人しかいないので、まだまだ終わっていない時代のようだ。
それにしても、FMIは187ヶ国が所有している国際機関だ。でもこの機関を指揮している人達にとったら、そんなのどうでもいい。彼らが”よそ者の集まりだ”と蔑視している人類の93%を差別することになったとしても、FMIのトップにどうしてもヨーロッパ人を就けなければならないのだ。
FMIの規則をよく見ればより興味深くなる“差別”だ。融資を受ける各国の政府に、かなり断固な規約を押し付ける機関。明瞭さと能力主義、効率の原則を厳密に採用するようにこの機関に要求されている国々。 しかしながら、トップのポストを選考に任せずに、かつ一番有能な応募者に渡さずに、ヨーロッパ人を押し付けることになると、援助を求めている人達にFMIが強く勧めている明瞭さと能力主義、効率の規約を、FMI自体が破ることになるのでははないだろうか?
FMIのおえら方はトップにクリスティーン・ラガルドが欲しいのであれば、なぜブラジルや中国、またはメキシコなどの経済学者も志願することを許さないのか?彼らの中ではより経験を積んだ人がいないのか?欧米の利益を有利にするために人類の93%を徹底的に差別することをおやめになる人がいないのか?
でももしかして、FMIのおえら方は、トップの選考のプロセスをオープンにしたくないのも正にその理由だったりして?特に世界経済の中でのヨーロッパの影響力が落ちている時には。どんなスキャンダルでも軽い傷さえつかない、歴とした新植民地主義者としては、世界の人々に黙ってもらって、彼らが選考した者に王冠をかぶせてもらいたい。
彼らは、世界の経済状況に対する影響力はもう既に決定的である右肩上がりの大国が、世界経済の政体の重要な立場に就いて欲しくない。 それなのに、トップに任命している理事のプロフィールについて、いつもよりも考えた方がいいというFMI:確かに、みんなヨーロッパ人だった最後のボスの3人中1人も自分の任務を果たさなかった・・・全員辞任したから。
(*1) 国際通貨基金 【仏:FMI (Fonds monétaire international)【英:IMF(International Monetary Fund)】
(*2) フランスの政治家、ドミニク・ストロス・カーン【Dominique Strauss-Kahn】
【2011年5月23日 : 記】
●元記事リンク:
http://blogs.rsr.ch/la-vie-est-belle/fonds-monetaire-pas-tres-international/
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