ケータイがん – Le cancer du portable
Posted: 6月 12th, 2011 | Author: littleeurope | Filed under: RSR | Tags: Couleur 3, Eric Grosjean, La vie est belle, Lausanne, little europe, Radio Télévision Suisse, ウガンダ, グロジャン・エリック, コルタン, コンゴ共和国, スイス, フランス語, ブルンジ, リトルヨーロッパ, ルワンダ, 人生はすばらしい, 携帯電話, 電波 | No Comments »街中の”のんべえ横丁”(*1)では 、携帯電話の電磁放射について話が盛り上がり始めている。先週の火曜日、5月31日に、国際がん研究機関の科学者達は、携帯電話の電磁場が”発がん性の可能性”があることを初めて公的に認めた。特殊な定期刊行物はこの情報に積極的に飛びつこうとしなかったのは変だ。かなり論争的で、売るには結構良さそうな情報なのに。ところで、例の刊行物では、携帯電話の危険性に関する記事の数は、通信会社の広告掲載の数に反比例しているのではないかと疑問に思う。
通信会社は自社の”スマートフォン”の広告を新聞に載せれば載せるほど、そこに、携帯電話から受けたり、発生したりする電波の危険な可能性に関する記事がその分記載されなくなる・・・かな?分からない、ただ質問してるだけ。
なぜならば、2秒でも考えてみれば、発がん性の可能性がある携帯電話の電磁放射の効果について公的な議論を投げかけるのは、”金の卵を生む鶏”(*2) を殺すことになる。主なスイスの携帯通信会社の料金は、ヨーロッパで一番高く、市場は数10億スイスフラン相当で、関連会社は数万人に職を与えている・・・6歳の坊主のランドセルの中に携帯を入れている親を心配させるわけにはいかない。基地局のアンテナに対してたまに文句を言わせて、気を済ませてもらった方がいい。通学中に自分たちの坊主が頬にこすっている、携帯電話と名付けられているアンテナを親が取り上げるよりは。
世界保健機関の庇護を受けて集められた国際がん研究機関の科学者達によると、ケータイとは、発がん性の可能性のあるグッズ。そして、このいい人達がケータイに発がん性があるのかどうかを自問している間に、アフリカ人にとっては命に関わることだと私たちはすでに認識している。
買い物の途中にビールが欲しいのかと聞くために、あなたの奥さんが呼ぶのに使っているこの素晴らしいグッズは、コルタンという鉱石でできているコンデンサを必要としている。コンゴ共和国、ウガンダ、ブルンジとルワンダにまたがったある地方では大量に見つかる鉱石だ。この地方では、鉱物資源の支配闘争により10年前から400万人の死者が出た。
ONU(*3) は、コルタン抽出のための戦争がヨーロッパでの第一次世界大戦に相当するアフリカの大災害と言う。まぁ、地球を整備する他無かったから(!)ね。その中、今や携帯電話に加入している5億7千万人もインド人がいて、その半分は水洗トイレをいまだに持っていない。ということは、”便所に携帯を流せ”と言われる日が来たら、どうやってやるんだろうね。
(*1) 原文には「交際のカフェ」とあり、一般的なカフェの代名詞としてこの名前を使って表現しています。フランスなどのカフェは、会話と”議論”の場として広く 利用されているイメージが強いところから、日本での 「のんべえ横丁」のような名前を持った居酒屋などと比較もできます。
(*2) ”金の卵を生む鶏”【仏:la poule aux oeufs d’or】とは、たえず利益をもたらすもの。
(*3) 国際連合【仏: Organisation des Nations Unies】
【2011年6月7日 : 記】
●元記事リンク:
http://blogs.rsr.ch/la-vie-est-belle/le-cancer-du-portable/
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