スイスラジオ局とCouleur 3
スイスの公用語は地域によって4カ国語で分かれているため、国立のテレビやラジオも地域によって言葉も内容も異なります。 フランス語圏の公式ラジオ・テレビ局は、Radio Télévision Suisse 【RTS - スイス国営ラジオ・テレビ】となり、ラジオ局【RSR】は、4チャンネルを提供しております。 その中の、【Couleur 3 - カラー3】はローザンヌ市から放送されており、スイスに限らず、フランス語圏の中でも若者の間では幅広く知られています。”生意気”で個性的な色を出しながら、国営放送のため音楽業界からのプレッシャーなどもなく音楽の番組編成もユニークで、ニュース番組なども大胆な調子で的を射た質問を投げかけてくれます。ここでは、Eric Grosjean 〈グロジャン・エリック〉氏の【La vie est belle - 人生はすばらしい】という皮肉ったニュース分析のコラムを週に1回ご紹介いたします。ページの元記事リンクにクリックしていただければフランス語のオリジナル版もご覧になれ、緑色の再生ボタンを押せば放送の録音も聞けます。また、以下のリンクにて24時間生放送で”Couleur 3”が聞けます! →Couleur 3正式ホームページ

9月15日を待ちながら – En attendant le 15 septembre

Posted: 9月 14th, 2011 | Author: littleeurope | Filed under: RSR | Tags: , , , , , , , , , , , , | No Comments »

9月11日はいい主題に違いない。記録映像をまた発見するのはいつも楽しみだ・・・まぁ、言葉のあやだけど。
9月11日はとにかく売れる。「9月11日日曜日、ニューヨークは、真正面に襲ってきて世界を揺るがしたテロの10年の記念行事を催す」と。いい感じ。ただ、それにしても問題は、考えてみれば9月11日は第一、特にアメリカ人がこてんぱんにやられたってことだ。それ以外の人々は、9月11日には、それを言い訳にみんなは仕事をサボってカフェへテレビを見に行ったり、インターネットのニューステレビを見たりしたくらいだ。
事実上、合衆国以外で死人は出ていない。

夏の間ソマリアでの飢饉が3万人もの死者を作った時は、マスメディアはそれほど慌てていない。
まぁ、アフリカ人が死ぬ時に、彼らの大統領は、飢饉の犯人と思われる容疑者をぶっ飛ばすために5兆ドルを使うことはあまりない。確かに。
「テロに対する戦争」のようなストーリーを投げてイラクとアフガニスタンに渡って10万人以上の民間人を殺すには、最低でもジョージ・ダブルユー・ブッシュという名前を持って、その上、問題の事件には個人的な利益がないとダメだろう。例えば石油業界に家族があったり、軍事産業に親友がいたり。とか。

でも残りの世界にとっては、 ザ・”9月11日”ときたら、真正面に襲ってきて倒した大イベントは、どちらかと言えば9月15日だっただろう。2008年9月15日。

2008年9月15日:サブプライムの危機によるアメリカ銀行リーマン・ブラザーズの崩壊。株式市場の大暴落の幕開けで、まずアメリカの証券取引所から、その次に全世界の株式市場がダメになっちゃう。1929年以来、財政的、経済的、そして社会的な最も重大な危機の始まり。数100億相当の額が煙りとなって消えていく。財政の危機は日常の経済に移る。合衆国では現実に20%の失業率。倒産寸前の様々な国々。ホームレスになる数100万人もの。色んなところで革命が起ったり、色んなところで死者は4桁で数えられる。その3年後、何十年もの借金を抱えてヨーロッパはカス状態に。

2008年9月15日の結果はこんなものだ。崩壊に引きずり込むアメリカ。

2008年9月15日リーマン・ブラザーズの倒産・・・ 2001年9月11日のテロによるワールド・トレード・センターにあった本社の破壊を経験していたリーマン・ブラザーズ。
間違いなく9月11日にマスメディアは半泣きの声で話すだろう。9月11日、みんなはアメリカ人になる。そもそも9月15日と同様に。しかし、9月15日の記録映像を流したところで、比較的に恐らく視聴率は下がるだろう。

【2011年9月9日 : 記】

●元記事リンク:
http://blogs.rsr.ch/la-vie-est-belle/en-attendant-le-15-septembre/



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