男女平等 – Parità tra uomini e donne

男女平等 – Parità tra uomini e donne先日イタリアのラジオ番組で興味深い話を聞いた。それは下院議長を務めるLaura Boldrini氏の話だった。

イタリアにあるほとんどの道路や広場には男性の名前が付けられ、女性に捧げられた道路はわずか4%にすぎないという。しかも聖人の名前ばかり。イタリアで活躍した女性科学者や政治家は多くいるはずなのに、これではあまりにも公平さに欠ける。各界で様々な動きがある中で、カターニャの市長は将来的に街の道路や広場の50%を女性に捧げたいとしている。また、フォールミアの市長も22の道路や広場を女性に捧げると決めた。郊外にできる新しい道ばかりに女性の名前を付けるのものどうかと思うが、では現在町中にある道や広場の名前を変えるとなると、名前を付けられた本人が不満を言うことはできないにしても、その末裔などから文句が出る可能性はある。Boldrini氏によると、イタリアの議会で活躍する女性の数は3割にとどまり、仕事をする女性に限ると40%、イタリア南部ではわずか30%にすぎない。この数字はヨーロッパの中でも最下位に近い。 男女不平等の話として、職業を表す言葉が例に出た。工員はoperaio(男性形)、operaia(女性形)、農家contadino(男性形)、contadina(女性形)、ここまでは誰も文句は言わない。ところが、弁護士になるとavvocato(男性形)がよくて女性のavvocataでは顔をしかめる人がいる。税理士notaio(男性形)はあってnotaia(女性形)はピンとこない。市長sindaco(男性形)はよくてsindaca(女性形)は?Crusca(イタリア語協会)によれば、文法の間違いではなく両方あっていいという。
Boldrini議長は、だからil presidenteではなく la presidenteだ。

日本の女性政治家の数気になりますか?ぜひ調べてみてください。

参考番組:Corriere della Sera  |  Il Ruggito del coniglio( 6月16日放送分)

今週の格言 ” Riconoscere i torti – è dote di animi forti ”

(イタリア語講師 広瀬美穂)

鋼鉄ジーグと呼ばれて – Lo chiamavano Jeeg Robot

ゴールデンウイーク中にイタリア映画を3本観た。1本目は初日に上映された ” Lo chiamavano Jeeg Robot ” 。映画上映後、映画祭のために来日していた監督Gabriele Mainettiと主演Claudio Santamariaの座談会にも参加することができた。監督はとても若く、楽しそうに子供の頃見ていた日本のアニメの話をしていた。どこにでもいそうな好青年という印象だったが、この映画はイタリアのアカデミー賞とも言われているDavid di Donatello賞で新人監督賞を含め7冠に輝いている。

この映画は永井豪さんのアニメ「鋼鉄ジーグ」からインスパイアされたもので、ストーリーはリュック・ベッソン監督の映画「レオン」を意識している。主人公はある出来事を境に超人的な力を持つことになるのだが、このヒーローぶりが面白い。ハリウッド映画なら簡単に電車を持ち上げたり、なんなく相手を倒すことろだが、少々人間っぽさも残るためそれなりに力まないとドアをこじ開けることができない。この超人具合が絶妙でリアル感を増している。

座談会では、なぜ数多く受賞することができたのかという質問がでた。監督はしばらく考えて答えた。「イタリアでは、あるがままの自然なキャラクターを求められることがほとんどで、その俳優さんとまったく違う人物の仕事はあまりこない。この映画は、その真逆を行っている。よくぞここまでやってくれたという意味だったのかもしれない」
面白い!ネオレアリズム時代の映画があまりにも大きな存在として残るイタリア映画界に新しい風が吹き込むきっかけになるかもしれない。

映画の中で何度も流れた鋼鉄ジーグのテーマ曲。日本のオリジナルとは歌詞が違う。歌詞にも日本語字幕がついていたので、一緒に見に行った友人がそれに気が付いた。個人的にはイタリア語の歌詞のほうが好きだけど。

日本語版とイタリア版を聞き比べてみてください。

今週の格言 ” L’uccello non vola con un’ala sola ”

(イタリア語講師 広瀬美穂)

運命の赤い糸 – Segni del destino

運命の赤い糸 – Segni del destino 私達は日々いろいろな選択をしながら生きている。迷うときもあれば、勘に従いうまく行ったり行かなかったり。直感はでも当たっていることが多い気がする。

ラジオのリスナーからのエピソード。

【Alessandraさん】
「30年前の話ですが、ある友人が友達の家で見た高校4年生の写真を指さし、 ‟ Io questa me la sposo. ” (僕この子と結婚する)と言ったんです。その1年後、私と彼は学校で偶然知り合い、現在結婚24年目を迎えて子供は3人います。その写真の女の子は私でした」

【Luca さん】
「 昔新聞社に勤めていた時、朝の7時半に床いて丁度寝入ったころの10時に電話が鳴りました。鳴り続けたので仕方なく電話に出ると、 ‟ Volevo parlare con Antonella. Scusami. ” (アントネッラに電話したつもりが。ごめんなさい)と間違い電話で。」「せっかく起きたのだから、少しくらいおしゃべりしようよ。じゃないと何のために起きたかわからないから。それから7年僕たちはずっと付き合っています」

【Angelaさん】
「ずいぶん昔に遡るエピソードです。1985年私の結婚式当日のこと。式のためにコムーネへ行くと、扉が閉まっていて張り紙がしてありました。 ‟ Chiuso per lo sciopero dei dipendenti comunali ”  (職員のストライキのため閉館)小さな村で、当時唯一のストライキだったと思います。式は予約してあるので、なんとか村長さんを見つけ出し結婚式を執り行ってもらいましたが、その2年後離婚しました」

【Morena さん】
「私の友達の結婚式でのことです。花婿を車に載せて会場へ向かう際、箱にしまったままのナビをシートの下から取り出し、セットしたとたんに ‟ Appena potete, tornate indietro ”  (可能なら戻ってください)というメッセージが聞こえてきました。彼はこの結婚に確信がなかったんですよね」

参考番組:Il Ruggito del Coniglio  / 4月6日放送

今週の格言 ” Il buon senso e il buon gusto – vedono sempre giusto ”

(イタリア語講師 広瀬美穂)

花びらの多い – Petaloso

花びらの多い – Petaloso長い休み明けに何を書こうかとずっと考えていた。今はちょうどお花見のシーズンということもあり、それにちなんだ内容を取り上げようと思う。

「この花は花びらが多い」をイタリア語で言うと Questo fiore ha tanti petali.「花びらの多い」という形容詞はないので、「沢山の花びらを持っている」という風になる。ところが、最近小学生のMatteo君によって<Petaloso>という新語が生まれたとラジオで聞いた。

Ferrara県CopparoにあるMarchesi小学校でのお話。

「宿題を読んだとき、間違いに赤丸をつけましたが、美しい間違いだと付け加えました。私はこの言葉に何か納得し、Accademia della Crusca(クルスカ学会-イタリア語の協会)に意見を求めることにしました。生徒達にはこの学会がどういう団体かを説明し、一緒に勉強し、Matteoに手紙を書くよう言いました。その手紙を私が手直しし、字の綺麗なクラスメートに書き直してもらいました。つまりチームワークが重要でした。すべては3週間前に起こり、火曜日の昨日2月23日にクルスカ学会から返事が届き、クラス全体に大きな拍手が沸き起こりました」とは担任の言葉。

クルスカ学会からの返事 —

『親愛なるマッテオ君へ
君が作った言葉はとてもよく構成されていて、同じ作りの他の言葉と同様にイタリア語で使われてもいいのではないかと思います』

例えば、” peloso ” ( pelo + oso) / ” coraggioso ” ( coraggio + oso)など。

<< Per me vale come mille lezioni di italiano. Grazie al mio piccolo inventore Matteo. >>

 —

担任の先生は大喜びだ。

参考記事:Corriere della Sera

 

今週の格言 ” Quando Aprile tuona e piove – porta sempre buone nuove ”

(イタリア語講師 広瀬美穂)

電車の旅 – Fare un viaggio in treno

電車の旅 – Fare un viaggio in trenoイタリアは電車の運賃が安い。前から分かっていたのだが、今回そのことを改めて実感した。

ローマ・テルミニ駅から ” treno regionale ” (中距離列車)に乗ってCastiglione del Lagoというウンブリアの駅まで2時間10分。
チケットには走行距離が印字されていて、確か150キロ近かったと思う。各駅で乗り換えもなく、運賃はたったの10,30ユーロ(約1400円)!インターシティーやFreccia Rossaといった高速列車に乗って乗り換える手もあるのだが、特急券が高い上にかかる時間はたった5分の差なのだ。座席の指定もないので、seconda classe(2等車)に乗り込み空いている席に座る。しばらくすると、窓が開いていることに気がつく。一瞬嫌な予感がしたのだが、「出発前だし、誰かが窓を開けたままにしただけだろう」と楽天的に考えていた。電車が走り出すと、窓からどんどん勢いよく風が入ってくる。(窓には、走行中は窓を開けると危険と書いてあった)
その電車にクーラーがついてないことにがっかりしていると、周りの外国人の乗客は両手を上げ、「ここはイタリアだから仕方ないね」という風にむしろ楽しんでいるようだった。その時期はかつてない猛暑に見舞われていたイタリア。信じられない暑さを我慢しながら旅をすることになった。帰りも同じように各駅に乗ったのだが、今回は運よくクーラーが効いた電車だった。駅に着く度に次々と乗客が乗り込んできて席を探す人が横を通りすぎて行った。

しばらくすると、汗びっしょりの男性が戻ってきて私の横へ座った。「いやー、参った。隣の車両に座ったんだけど、クーラー壊れていてまるでサウナだったよ」そうか、クーラーが付いてなかったんじゃなく、壊れていたのだった。こんなことインターシティ-以上の電車ではありえないだろうが、真夏に旅行するときは窓の閉まっている車両に乗ったほうがよさそうだ。

今週の格言 ” Anche il più lungo viaggio inizia da un passo ”

(イタリア語講師 広瀬美穂)

エスニックブーム – Il boom della cucina etnica

エスニックブーム – Il boom della cucina etnica20数年前、ローマのある年下の友人で「中華料理?油っこいって聞いたから、食べたことない」なんて言う人がいた。当時から街のあちこちに中華料理店があったというのに、一度も食べたことがないなんて私には信じられなかった。日本では新しいパンケーキ屋がオープンすると店の前に長い行列ができたりする。この件だけで決め付けたわけではないが、イタリアの人は食べることに関して好奇心旺盛な私たちとはちょっと違うのかなあと感じていた。
毎回ローマへ行くと必ず寄る店がある。Castroniという食材を扱うチェーン店だ。イタリア各地から集められた食材やエスニック料理の食材が並ぶ。今回行ってみて気がついたのは、エスニック食材の売り場面積が増えていたことだった。店に入った瞬間ふわっと漂うスパイスの香り。レジの横にはテトラパック入りの ” TOFU ” も並んでいた。ピーナッツやちょっとしたおつまみを売るコーナーには、ばらで「歌舞伎揚げ」も売られていた。
日本から持っていった食材の中に、チューブ入りのしょうががあった。豚のしょうが焼きでも作ってあげようかと思い買ったのだが、思いがけず義母から生姜がブームであることを聞き、お土産として置いて行った。
帰国する前日、ある友人とバールで会った。本当は夕食に行きたかったのだが、時間がなくアペリテーヴォでもしようということになったのだ。外のテーブルに座って待っていると、素敵なカクテルとともに3種類のおつまみが出された。ひとつはポテトチップス、もうひとつはピーナッツ、そして最後はなんと歌舞伎揚げだった。山盛りのおつまみを食べながら、30分だったが彼女の近況を聞くことができ嬉しかった。こんなに食べたら、とても夕食は入らない。家へ帰って家族と最後の晩餐。明日でローマともお別れかと思うと胸がいっぱいで、頼んだピザも一切れしか入らなかった。

今週の格言 ” Il sorriso è una chiave che apre tutti i cuori ”

(イタリア語講師 広瀬美穂)

カーシェア – Il car sharing

カーシェア – Il car sharing私の義理の母はローマのBasilica San Paoloの近くに住んでいる。観光スポットであるバジリカの周りにごく普通の住宅地が広がるエリアだ。街の南に位置するため空港からも近く、テルミニ駅までは地下鉄のB線に乗ればすぐということで交通の便も良い。そんなこともあってか、この周辺には2000年以降ホテルがいくつも建った。こんなところにまでと思うのだが、団体旅行客や駐車場のことを考えると、街中から少し離れた場所にあるホテルに泊まるのも悪くないのかもしれない。

そんなある日近所のパン屋に行く途中、道端に止まっている真っ赤な500(チンクエチェント)を見かけた。車体には ” enjoy ” 「楽しんで」の文字が。すぐにカーシェアリングの車だとわかったのだが、同じ道でもう一台見かけたらビックリ!
その後、バスに乗っても道端に駐車してある可愛らしいチンクエチェントを何台も見かけた。このカーシェアリングサービス、ローマより先にミラノではすでに始まっていて、会員登録者数はすでに8万人を超えているという。現在ローマで300台ある車は近いうちに600台に増えるそうだ。サービスを利用するには、まずスマートフォンで会員登録をすればOK。スマートフォン画面で、一番近くにある車の位置を検索して車をピックアップ。車の鍵の心配もなく、ガソリンを満タンにして返す必要もない。車を駐車するスペースもわかりやすく、街のあちこちに点在しているため、駐車スペースを見つけることが難しいローマでも問題ないだろう。ちなみに車種も選べ、バイクを借りることも可能だ。短い時間であちこちに移動したい時や、たまにしか車を使わない人にはうってつけのサービスだろう。

義母が住んでいるエリアでは、数年前に駐車スペースを巡ってひどい暴力事件が起こったことがある。それでなくても都会に住んでいると色々とストレスも多い。カーシェアがもっと浸透すれば、少しは渋滞も軽減されるかも?しれない。ただし、街の決められた範囲でしか使えない上、自分の車で移動することが大好きなイタリア人のことだから、サービスを利用する人は限られるかもしれない。

参考記事:eni |  ENJOY

今週の格言 ” La pazienza è la madre di tutte le virtù ”

(イタリア語講師 広瀬美穂)

 

レンタカー – Affittare una macchina

レンタカー – Affittare una macchina今回Norciaに出かけた最大の理由は、Sibillini国立公園に行くことだった。ホテルに行き方を尋ねると、バスはなく、国立公園を往復する車を手配するか、レンタカーを借りるしかないということだった。
「確か車が1台あったと思います」(それは数台あるレンタカーのうち1台が残っているという意味ではなく、もともと1台しかなかったのだが)主人のイタリアの免許書がまだ有効だったので、頑張って運転してもらうことになった。 翌日の朝、車を借りるため指定されたチェーンのホテルに行く。
「そこのエレベーターで地下に降りるとガレージに出るから。ボルドーのPANDAが今日の車よ。どこに駐車してあるか覚えてないけど、行けば分かるから。返す時はもちろんガソリン満タンでお願いね」
言われた通り地下に降りると、確かにそんな色の車が入り口近くに止めてあった。車の中はごみだらけで、前回乗車した人の飲み残しのジュースまで置きっぱなしだった。とりあえず乗ってみる。駐車場から出るためには、まずバックする必要があったのだが、リアにギアが入らない。。しかもガソリンはひとメモリ程度しか入っておらず、証拠写真をとって受付へ戻った。「ギアを上に持ち上げて後ろに入れるとリアに入るから。ガソリンは満タンにしたってスタッフから聞いてたんだけどねえ。どこまで行くの?なら、15ユーロくらい入れておいてくれればいいから」とこんな調子だ。
街中を車で走るのはストレスだが、田舎はいい。渋滞がないから、後ろからクラクションを鳴らされることもない。標識にしたがって進めばなんとか目的地までたどり着く。そして助かるのは、街の入り口には必ず無料の駐車場があり、祭りの日以外は問題なく駐車できることだ。

車があったからこそ出会うことができた素晴らしい風景。皆さんもぜひレンタカーで素敵な田舎を旅してみてください!

今週の格言 ” Decisa la tua strada – seguila ovunque vada ”

(イタリア語講師 広瀬 美穂)

あるレストランでの話 – In un ristorante

あるレストランでの話 – In un ristoranteまたNorciaでの話。宿泊したホテルには立派なレストランがあった。メインルームには大きな暖炉があり、ここでお肉などを焼く。前回登場した83歳の男性も、このレストランは最高だと太鼓判を押していたっけ。夕飯を食べていると、右に座っている男性に気がつく。ウエイターさんから“Giorgio”と呼ばれていたので、馴染み客なのだろうか。2日連続同じ席で彼を見かけたから、レストランを経営する家族かもしれない。このジョルジョさんはかなりの年配で、レストランを出て行く足取りはとても危なっかしかった。ここまで書くと、ミネストローネやパスタを1皿食べて食事が終わったと思うでしょうが、これが大間違い。ウエイターが料理の説明をすると「今日はパスタにする。2品目は魚のグリル。付け合せはサラダにして」「デザートはケーキにする?それともマチェドニアにする?」「ん~、マチェドニアにしょう。でもパイナップルは入れないでね」とこんな会話が聞こえてくるから驚いた。彼は運ばれてきた料理をゆっくり、そしてしっかり完食してレストランを後にした。連泊するお客さんも多く、Giorgioさんと顔馴染みになっている人も見かけた。ここへ食べに来るということは1人暮らしなのだろうが、毎日レストラン全体を眺められる特等席に座り、賑わうレストランで食事をすることができる。
日本には「高齢者向けのお弁当宅配サービス」などがあるのを思い出し、彼は幸せだと思った。

今週の格言 ” La terra del camposanto ricopre gli errori dei medici ”

(イタリア語講師 広瀬美穂)

料理好き – Passione tra i fornelli

料理好き – Passione tra i fornelliNorciaで出会った83歳の男性の話の続き。彼は、この地域でよく食べられるlenticchie(レンズマメ)のスープの作り方を私たちに教えてくれた。色々なこだわりの他、とにかくマメを水に浸しておくのが肝心ということだった。(私は小さいからという理由でレンズマメを水に浸さず煮込んでいたが、味に差がでるかもしれないと思った。)
Norciaの近くにCastelluccioという村がある。ここはレンズマメの一大生産地で、ちょうど6月の終わりから7月にかけてレンズマメの黄色い花が見ごろとなる。この一面の花畑が見たくて、車を借りてCastelluccioまで足を伸ばした。小さな村だったが、マメを売る店、レストラン、Bar,などがあった。住民はたったの8人というから、商売のためにこの村へ通う人がほとんどなのだろう。村のビューポイントとも言えるところまで上った後は中心地を散策。ここまで来たらマメを買わなくてはと、ある店に入った。店主の男性もまた、すぐにレンズマメスープの作り方を教えてくれた。あの話しぶりからすると、マメに料理していることが想像できた。

ローマでのある日、上階に住むアントニオさんからお手製のパスタ料理をいただいた。義母によると彼は料理上手だと言う。日本へ帰る前日、道で偶然会ったのでお礼を言うと、「あれは失敗作でね。本当はフレッシュトマトが必要だったけど、なくて缶詰のトマトを使ったから。」いえいえ、とても美味しかったですと言ったのだが、彼は首を横に振りながら、「もっと美味しくできるんだよ。小麦粉と水、卵をよく練って。。。」と手打ちパスタの作り方を伝授してくれた。
ん~、イタリアの男性は料理好きが多いな。

今週の格言 ” Guardati dalla peste e dalla guerra e dai musi che guardano per terra ”

(イタリア語講師 広瀬美穂)