ワインと当たり年 – Vini e annate pregiate

ワインと当たり年 – Vini e annate pregiate私はワインが大好きなのだが、なかなか詳しくなれない。(少しは勉強すればいいのだけれど。。。)気に入ったワインに出会うと、ボトルを持ち帰ったり(ボトルの形が面白い場合)、ラベルをはがして持って帰ったり、メモを取ったりしてみる。ところが、そんなワイン情報もいつかどこかに紛れてしまい、私の記憶には何も残らない。なので最近は「美味しいワインに出会えらたら、それでよし」ということにしている。

ローマがあるLazio州と言えばFrascatiの白ワインが有名だ。昔、ナヴォーナ広場近くにある有名なエノテカに行った時、ウエイターがワインリストを持ってきてくれたのだが、長いリストからさっと選ぶこともできず、とりあえずLazio州のワインに絞った。それでも選びきれなかったので、あえて赤ワインから選ぶことにした。そして、最後はワインの名前で決めた。はずれても仕方がないとあまり期待していなかったのだが、これが大当たりだった。ワインの名前は ” Quattro Mori ” 。なかなか深い味わいの渋いボルドー色が綺麗なワインだった。Lazioにも美味しい赤ワインがあるのだと、ちょっとした発見をした気分になった。

さて、そろそろ ” vendemmia ” 「ぶどうの収穫」の季節だ。(場所によっては終わっているかもしれないが)先日、イタリアのラジオで収穫日や時間によってもその後のワインの味が変ってくると聞いた。その日のテーマは「当たり年」について。収穫前に、「今年は当たり年か否か?」という話題がよく挙がるが、専門家たちの意見をまとめると、今の段階でそれを判断することはできないということだった。収穫目前にヒョウや大雨が降ったりするだけでぶどうの質が変わってくるので時期尚早というのがその理由だった。 また、ぶどうの出来は地方ごとに変わってくるので、一概に「今年は当たり年」とひとくくりに言うこともできないのだそうだ。ただし、長雨や寒さなどの悪天候に左右されても、ぶどう農家の経験や知識によって美味しいワインを作ることはできるという専門家の話だった。この日の番組に参加していた農家や専門家たちのほとんどの人は、「今年は出来は良い」と答えていたので期待できそうだが。

昨日、イタリア語の生徒さんが「カヴェルネ・ソーヴィニョン」のぶどうをひとふさとその葉っぱを持って来てくださった。Tさんはワイン好きが高じて毎年山梨のワイナリーへ赴き、ぶどうの栽培を手伝っている。味見をさせてもらったのだが、普通の果物として食べるぶどうより濃厚な甘さだった。小さめのつぶがぎっしりなったぶどう。そしてそのぶどうの葉の形と色の美しいこと!自然は本当に素晴らしい。ぶどうを手塩にかけて育てている農家の方にも頭が下がる。美味しいワインが頂けることに感謝。

この日のラジオ番組を聞いてみて下さい。⇒ Radio 24

(イタリア語講師 広瀬美穂)

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