ローマ初の自然湖 – Il laghetto delle Energie

ローマ初の自然湖 – Il laghetto delle Energie昨年の夏、日本語を勉強しているイタリア人の学生に会う機会があった。ローマの大学生だった彼女たちに昔Pignetoという地区に住んでいたと言うと、「今はなかなかオシャレなエリアになって、面白い店も沢山できたのよ。」と言うからびっくりした。Pignetoは庶民的なエリアで、テルミニ駅からも近い上、庭付きの家や低い建物ばかりが並んで個人的には気に入っていた。そして、このPignetoからもほど近いVia Prenestina沿いに、ローマ初の自然湖が一般公開されるというニュースを見つけて驚いた。ローマのEUR地区には人口湖がある。でも今回は正真正銘の湧き水によって出来た湖だという。ここは昔Snia Viscosaというトリノに本拠地を置く会社の工場跡地で、その後巨大商業施設が建設される予定だった。立体駐車場を造るために地面を掘っていたところ、水が湧き出したのだという。建設会社は湖を埋め立ててしまう計画だった。ところが、ローマという大都会に発見された素晴らしい自然を壊してはならぬと近隣住民が反対運動を行い、20年にも渡って湖周辺は手付かずのまま放って置かれていた。「ローマ市長は決断を下さなければならない。公園を整備してローマに未来という勝利をもたらすか、土地の所有者が望むように高層ビルを建設するのかを。」

公園建設に関する執行期限が8月14日に迫る中、ローマ市は公園を整備するための予算を決定した。公園整備にはまだ時間がかかるが、この運動に関わった若者達はもうフェスタを計画している。Pignetoに住んでいたら、絶対このフェスタに行っただろう。隣の建物の1階に住んでいたMicheleは元気でいるだろうか。あのアパートに住んでいたころがローマで一番楽しかった。

参考記事:Blogo | WIKI | ExSnia.it

今週の格言 ” Senza l’impegno non basta l’ingegno ”

(イタリア語講師 広瀬美穂)

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