タイヤ音に罰金 – Stop ai trolley ai turisti

スクリーンショット(2014-11-30 20.17.26)「ヴェネツィアでスーツケースのタイヤ音に罰金」というニュースを友人から聞いた。旅行者の間ではスーツケースや持ち手が伸びるトローリーといったタイヤのついたものが主流となっている中、来年の5月からは今まで使っていたスーツケースでは街に入れなくなる可能性がでてきた。来年5月以降ヴェネツィアへ旅行される方は、 ” ヴェネツィア仕様 ” の「空気で膨らますタイプのゴム製タイヤ」が装備されたものを買い直すしかない。現市長は来年度の新体制が整う前の5月にはこの条例が施行されるように今年中に法案を可決したい意向だという。

ヴェネツィアは唯一無二の街だ。1年中観光客が絶えることなく、あるハリウッドセレブも最近結婚式を盛大に挙げたばかり。地元住民は、色々な意味で「騒音」(inquinamento acustico)に悩まされてきたと思う。ヴェネツィアの通りは ” masegni ” と呼ばれる石で舗装されている。この石はPadovaの南西に位置するColi Euganei連山から採掘された粗面岩で、その上を観光客は時間に関わらずひっきりなしにトローリーを引きずっている。この法案が可決されれば、騒音が減少され、舗装を守ることもできる。もし ” 違法 ” なスーツケースを所持した場合の罰金は、100ユーロから500ユーロになるという。市として監視することの難しさを承知しながら、それでも少しでも住民の暮らしの質を上げることには貢献するだろうと期待されている。
「ヴェニス・トローリー」という名の新商品がこれから出てくることは間違いなく、スーツケースを扱う業界には朗報かもしれない。

ところで、この条例。地元住民は自分の好きなスーツケースを持って引きずっても罰金の対象にはならないそうだ。

参考記事: Il Messaggero

今週の格言 ” Esamina non chi parla – ma ciò che vien detto ”

(イタリア語講師 広瀬美穂)

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